出現頻度

2011年5月から2012年4月までの1年間に渡って、私が参加した例会(主に扇友連とじゃが連です)の全ての試合の記録用紙をもとに、全ての銘の出現頻度の統計を取ってみました。

一部の銘には但し書き(鈴がからんだら20点増し、など)がありますが、それらは全て区別せず、あとコツリはいちおう手習と分けて考えることにして、全41種類として分類しています。
果たして、どの銘が一番よく出るのか…初心者から上級者までさまざまな人が参加している例会ですのでおおむね信用できるデータになったと思いますが、皆さんの実感と比べてどうでしょうか?

順位 出現数 割合
花散里 3041 18.57%
夕霧 2433 14.86%
行幸 1997 12.20%
手習 1764 10.77%
薄雲 1272 7.77%
紅葉賀 745 4.55%
澪標 744 4.54%
須磨 732 4.47%
絵合 665 4.06%
10 末摘花 643 3.93%
11 夕顔 455 2.78%
12 総角 334 2.04%
13 柏木 299 1.83%
14 朝顔 242 1.48%
15 コツリ 179 1.09%
16 関屋 176 1.07%
17 藤袴 165 1.01%
18 賢木 138 0.84%
19 若菜下 54 0.33%
20 早蕨 47 0.29%
21 若紫 44 0.27%
鈴虫
23 野分 33 0.20%
24 宿木 23 0.14%
25 蓬生 20 0.12%
26 梅ヶ枝 16 0.10%
27 浮舟 11 0.07%
28 松風 8 0.05%
桐壺
明石
31 空蝉 7 0.04%
32 横笛 6 0.04%
真木柱
34 帚木 5 0.03%
35 花宴 4 0.02%
36 東屋 3 0.02%
37 御法 2 0.01%
38 少女 1 0.01%
39 匂宮 0 0.00%
篝火
夢浮橋
総計 16374 100.0%

一度も出なかったのは、匂宮と篝火と夢浮橋の3つでした。ただ、2011年の1月の例会では篝火が出ているのですが、残念ながら対象期間内のことではありませんでした。
匂宮と夢浮橋に関しては私の18年に渡る投扇興歴の中でも全く一度も見たことがありません(篝火なら1年に1回弱は見ている計算になりますが、私自身は出したことがありません)。

「蝶が立つ確率」がどれくらいなのか気になりますが、早蕨、若紫、東屋、蓬生、浮舟、横笛、桐壺、明石を全て足しても0.91%にしかならないことがわかります。「100回に1回も立たない」ことになりますね。しかも浮舟や横笛は扇の紙や骨の谷間に支えられて斜めに立っている場合も多いので、純粋に蝶が自力で立つのはもう少し確率が低いかと思います。
ちなみに早蕨や若紫はともかく、蓬生も0.1%を越えており、30点以上の高得点技の中ではダントツでよく出ていることがよくわかります。

先ほど「100回に1回も立たない」と書きましたが、そもそも扇が蝶に当たって地に落とさないことには立つも何もないわけです(^_^;)。
そこで、野分、手習、コツリ、関屋、藤袴、あと蝶を落とさない松風、花宴、若菜下、帚木、空蝉、少女、真木柱、御法といったあたりを外すと、分母は全部で13970、分子(早蕨、若紫、東屋、蓬生、浮舟、横笛、桐壺、明石)は全部で147となり、「扇が蝶に当たって落としたあと、蝶が立つ確率」は0.010523…。つまり「100回に1回程度は立つ」ようです。
練習や試合をしていると「この蝶、よく立つなぁ…」と感じることがありますが、1試合で20回投げられるわけですから、5試合こなして1回程度ならごく普通、それを越えるとまぁよく立つ方、という見方もできそうです。あ、手習とかがなければ、ですが(笑)。実際には6〜7試合に1回程度ってことになるのかな。