現在の疑問点

其扇流投扇興で現在定めている銘は40種。それでほとんどの形は網羅されているはずですが、定義にあいまいな部分があるために、「こんな場合はどっちに取ったらいいんだろう?」という疑問が常に残っています。
機会をとらえて振興会の先生に確認するようにしているのですが、それでも新たな疑問が出てくるものです。そこで、「今日現在、まだ解釈が確定していない形」を列挙してみます。


(次の機会に確認してくる予定)

  1. 蝶が扇の骨にはさまれて、次の写真のように床には触れずに浮いている場合。
    これは真木柱に取ってよいのでしょうか? よーく見て床に触れていないことに気づかない限り、単なる薄雲に取ってしまうのが普通だと思いますが…。

  2. 蝶の鈴ひもが扇に「絡む」のではなく「押さえられている」だけの状態で吊られている場合。
    これは篝火に取ってよいのでしょうか? 本来の篝火の状態、つまり鈴ひもが扇の要に巻きついている状態なら、扇を枕から持ち上げても蝶は落ちないはずですが、この形だと蝶は落ちてしまいます。扇は澪標の状態で蝶は地に落ちていないので、この形も「帚木」か「少女」か「篝火」のいずれかに銘定せざるを得ないのですが、どれが適切なのでしょうか?

  3. 扇は澪標の条件を満たしているのだが、扇から吊られた蝶が地に接している場合。
    こちらも篝火に関する疑問です。まず、このように扇の地紙の縁というかカドの部分が枕のカドにひっかかって、扇が極端に斜めになって静止している場合というのはけっこうありますので、「澪標」であるのは間違いありません。
    そして、要の部分から蝶が吊られているのですが、その蝶の一部分が毛氈に触れてしまっているのです(ギリギリ触れていないので間違いなく篝火ですね、という例も見たことがあります)。真木柱というのもおかしいし、篝火に取りたいところなんですが、どうでしょうか?

  4. 蝶の鈴ひもが扇に絡んで、枕の上にまだ残っている場合。
    こちらもまたまた篝火に関する疑問です。この蝶が枕の外に落ちそうで、扇だけに支えられているなら問題ないのですが、このようにまだ枕の上にある場合は、篝火なんでしょうか、それとも帚木なんでしょうか。