藤袴は、蝶に関する条件は関屋と同じ(いったん扇が当たって、なおかつ落ちず倒れず)なのですが、扇の形が違います。
もともとの見たてが「枕に袴をはかせたような形に扇が立てかかっている」ということだそうなので、下の写真のように完全に決まっていないとダメなのです。

つまり、要を上にした「末広がり」の形で、しかもその要が枕の幅に収まっていないといけません。扇の位置が横にずれて枕の幅からはみ出してしまうと、たとえ要が上にあっても関屋どまりになります。

なお、扇が必ずしも枕の側面と平行になっていなくても構いません。下の写真のように角にかかっている場合は、

扇の面と垂直な方向から見て、要が枕の幅に収まっていればOKです。

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