鈴虫(すずむし)

7点、但し骨の間から蝶が立ったら10点増しで17点

鈴虫は、扇の骨の側に蝶の半分以上が隠された形です。
ただし、蝶の一部でも要(ピン)に触れていたら「柏木」として8点になります。
逆に、半分以上が地紙の下にあったら夕霧で5点、親骨の側から大きくはみ出していたら紅葉賀で4点どまりです。

鈴虫

2000年から、古文書には確かに見られる加点規定が新たに復活採用されました。
実際にはほとんどありえないことですが、蝶のおもり(というか足)が骨の下に沈んだような状態で立っていると、

鈴虫の加点!

これは浮舟でも横笛でもなく「鈴虫の特殊な形」として、17点となります。
上の写真のようにきれいに立つことは珍しいと思いますが、2000年秋の第3回競技大会において、本当にこの形が出たんだそうです。
たまたま私は別の席にいて見逃してしまったのですが、目撃者の証言では、「扇と蝶がからんだまま凄い勢いで倒れてきて、ここで蝶が偶然立つ形になったというイメージ」だったそうです。さらに言うと、「本来ならば蓬生(地紙の下ではなくて、骨の下で蝶が立つ、やや特殊な形 ですが)になるはずのところが、勢いのあまり、蝶が扇の骨の間を突き抜けてしまったような感じでした。」ということです。写真が残っていないのがとても残念ですが、とにかくこれで、「架空の形」ではなかったことが明らかになりました。
蝶が扇の上で立ったわけではないので「横笛」ではなく、あくまで鈴虫になります。


2005年4月3日追記)

長野の桐さんからもお知らせと写真を頂きましたので、ご紹介します。

鈴虫の加点! 鈴虫の加点!

2017年3月25日に其扇庵恕遊さんが出した時の写真です。この時は私も一部始終を見ていました。

鈴虫の加点!


関連項目: