横笛(よこぶえ)

35点

横笛は、浮舟のうち、蝶が扇の骨の部分、つまり朝顔の領域で立ったものを指します。
ちょっと考えると、鈴虫の加点規定と似ているのですが、横笛の方が物理的には簡単です。単純に乗っていればいいわけですから。そうは言っても、地紙の方よりは不安定なため、なかなか立ってはくれません。

横笛

浮舟と同様、扇のヘリにちょっとでも乗っていればOKです。

横笛

たまたま地紙と骨の境界部分で直立した、なんて場合もありえますが、その場合は横笛に取っていいと思います(地紙と毛氈の境目で立った場合は浮舟に取りますし)。そもそも其扇流の基本は「どうしても迷う形は高い方に取る」ですから。

蝶が立っているかどうかの判定は、早蕨の説明を参照してください。 浮舟と同様に、斜めに立っていても自立していると認められれば横笛に判定できるのですが、錘を含む蝶の大部分が骨の上になければなりません。したがって、次のような形

これは残念ながら浮舟

は、地紙の上にある部分の方が多いので、横笛ではなく浮舟と判定されます。「大部分」というのは朝顔と夕顔の区別と同じく、「半分以上」と考えてよいでしょう。

こちらは、瓦落多連の「バンマス」さんが出した横笛です。斜め立ちの形ではありますが、真上から見れば蝶の大部分が骨の上(朝顔に相当する部分)にありますし、錘が骨の上にありますので、十分に横笛の形になっています。

横笛

なお、この横笛には、浮舟のような加点規定はありません。つまり、たとえ投者から見て「枕の手前で」見事に横笛になったとしても、10点追加されて45点になる、というわけではありませんのでご注意ください。
振興会に確認したところ、これは「あまりに但し書きが増えると複雑になりすぎる」ということと、「もともとその銘に対して存在していない但し書きを、新たに追加するということは考えていない」という理由によるそうです。


この写真は、2009年7月25日の例会で瓦落多連のみみきさんが出した、非常に珍しい「完全に骨の上で直立した横笛」です。
普通は狭い1本の骨の上や骨の間に錘を置いて、蝶全体は斜めに立っているという形ばかりなのですが、たまたま錘が2本の骨の間に乗ったために、このようにきれいに直立できたのでした。

直立横笛 直立横笛 直立横笛 直立横笛


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