総角(あげまき)
5点
総角は、今まで行幸とされていた形のうち、枕に立てかかった扇が片方の褄(つま=すそのこと)だけで地に立ち、要側が宙に浮いている形を指します。つまり「横立ちの状態」とでもいいましょうか。
要が浮いていると言っても、下のように扇が逆立ちになっている形では総角とはならず、行幸で4点どまりになります。実際、この形は非常によく現われます。
行幸との違いは、その扇の向きだけしかないので、今までの銘定に慣れている行司が判定する時につい総角の存在を忘れがちなので気をつけてください(^_^;)。
須磨や薄雲は条件が厳しいので、その可能性がある時は慎重に判定せざるを得ないのですが、その結果として「行幸にしか取れない」という結論を得た時に、ついそのまま「行幸につき4点」と言ってしまうことがあります。その前に一呼吸おいて、さらに総角の形になってないか
確かめるクセをつけるようにしましょう。
ところで、「片方の褄だけが地につき、要は宙に浮いている」という定義からすると、次の形も総角です。
