行幸(みゆき)

4点



行幸は、基本的に従来通りです。扇が蝶を落とし、なおかつ枕にかかるという、まさに投扇興という遊びの基本的な技と言えるでしょう。
「しあわせ家族計画」の宿題となっていた「2級」は、10投に換算すると15点。つまり全部確実に花散里を決めても達成できないわけですが、行幸を10投のうち2回とか3回でも出せるようになれば、成功率は各段に上がります。 既にあの番組は終了してしまいましたが、試合で勝つ喜びを味わおうと思ったら、まずは何より行幸や夕霧を出せるようになること、そのためには扇が枕の近辺でうまく失速するように調整できるようになることが大切です。

さて、もともと行幸には須磨薄雲といった高得点のバリエーションがあるのですが、さらに今回から総角が加わったため、4点の行幸に判定されるケースは少しだけ減ることになりました。

行幸 総角じゃなくて行幸

行幸というのは左の写真のように、枕にかかった扇の要側と片方の褄(つま=すそのこと、親骨の先端)が地についている形、もしくは右のように地紙で立っている逆立ちの形を指します。つまり、比較的安定しているため、よく見られる形です。

一方、下のように扇が片方の褄だけを地につけて横向きに立っている場合は総角とされ、1点多い5点が与えられることになりました。

総角



さて、総角のことはさておき、行幸の場合の扇と蝶の位置関係について書いておきましょう。
花散里に対して末摘花があるように、行幸の扇と蝶が枕をはさんで向かい合っている場合には須磨と判定されます。また、枕にたてかかった扇の下に蝶がある場合は薄雲あるいは賢木になりますので、 それ以外が行幸、ということになります。
ちなみに、花散里の特殊ケースとして梅ヶ枝が、早蕨の特殊ケースとして匂宮ができましたが、行幸にはそういうのはありません。枕にかかった扇の側に蝶があっても単なる行幸ですので、ご注意ください。

なお、関屋の場合は両褄上がりならボーナス点がありましたが、行幸にはそういうのはないのでご注意ください。