早蕨(さわらび)

10点


早蕨は、簡単に言えば「花散里状態の蝶が自力で立った形」です。偶然性が非常に高く、またある意味、美しさにも欠けるわけで、流派によってはもっと点数が低く抑えられていたりします。

早蕨

その「自力で立っている」についてですが、本来は、蝶が自分の錘の部分だけでまっすぐ立っていないといけません。
たまに、毛氈の摩擦を借りて、でしょうけど

これは花散里なの

のように蝶が斜めに傾いたまま自力で静止することがあり、振興会に以前確認した時には「それでも早蕨に取ってよい」と言われてきました。
しかし、今回の新しい銘定の発表がなされた時の例会(2000年5月)でもたまたまこの形が出現したので再確認したところ、今後は見立ての関係から、早蕨系の全ての高得点技において、この形は「地に倒れているものと見なす」ことになりました。

2001年10月追記
…のはずだったのですが、2001年9月の例会における先生のお話によると、やはり以前と同じく「斜めに立っていても自力ならばよい」のだそうです。
同様に、蓬生や浮舟の判定においても、蝶が自力で立っていることが確認できれば、斜め立ちでもOKということになります。
基本的な考え方としては、他の判定と同じく「どちらでも取れるほど微妙なら、得点の高い方にしてあげる」ということですが、それでも蓬生か夕霧か、あるいは浮舟か夕顔か、となると、行司の判定次第で30点近くも変わってしまうわけですから、どうしても自信がなかったら、大会であれば先生の判定を仰いだ方がいいでしょう。
仲間内の例会であれば、どんどん高い得点にして、大いに盛り上げてよいと思います(^_^)。