宿木(やどりぎ)

8点



宿木は、今回から新たに導入された概念です。これまで、ごくたまにこの形が表われた時、どういう得点を与えたらいいかずいぶん悩まされたものでした。
下の図のように、蝶が完全に地に倒れずに、枕にかかった扇にもたれかかった形です。

宿木

この形になるまでの過程としては他に、真木柱御法になりかけた蝶がずるずると扇の斜面を滑り落ちていって、扇に乗ったまま地にまで至った形もこれに当たります(勢い余って扇から離れてしまったら、もちろん 行幸どまりです)。
薄雲の蝶が見立て上、あくまで「扇の下」でなければならないため、こちらの宿木の形は今までは行幸と判定せざるを得なかったのですが、今後は薄雲と同等の8点技に昇格することになります。かなり珍しい形ですけどね。

ところで、下のように

内側からだと薄雲

扇の内側から蝶がもたれかかる場合もまれにありますが、これは薄雲です。どちらも8点ですから、そう気にしなくてもいいですが、少なくとも蝶が自立しているわけではないのですから、若紫にだけはなりません。